B/43（ビーヨンサン）ペアカードは、パートナーの方と2枚のカードを発行し、アプリから支出の管理をできるサービスです。
B/43ペアカードの利用履歴は全てアプリに記録されるので、導入することで「誰が何処で何にお金を使ったか」が明確化されます。
この記事では、B/43ペアカードの作り方や使い方、デメリットなど、申込み前に気になるポイントをくわしく解説します。
実際の利用者の口コミも紹介していくので、これから申し込みを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
B/43（ビーヨンサン）ペアカードとは
B/43ペアカードに申し込むと、パートナーの方と残高共有ができるVisaプリペイドカードを2枚発行できます。
| 年会費 | 無料 |
| 発行手数料 | 磁気カードは初回無料 |
| 審査 | なし |
| カードブランド | Visa（プリペイド式） |
| カード発行にかかる時間 | 登録後8~10日 |
カードの発行に審査はなく、未婚既婚問わず申し込めます。また、年会費は無料で、磁気カードなら発行手数料もかかりません。
初期費用なしでどんな関係の方でも利用できるので、最近同棲生活をスタートしたカップルにもおすすめです。
B/43ペアカードの作り方
B/43ペアカードの発行は、ペアになる方とふたりで行う必要があります。
2つのスマホでアプリをインストールし、アプリの表示に従って必要な情報を登録していく流れとなります。
発行手順は以下のとおりです。
- アプリをインストール
- 会員登録を完了
- カードの発行申請
- リンクの共有で確認
- QRコードで確認
それぞれのアプリから自分の名前を入力することで、別々の名義のカードが発行されます。カードの配送先住所は、別々に分ける事も可能です。
B/43ペアカードの使い方
ここからは、B/43の使い方について解説します。
ひと月の予算をカードにチャージする
B/43ペアカードにひと月の予算をチャージすることで、パートナーの方と残高を共有できます。
B/43のチャージに利用できる入金方法は以下の7つです。
- 銀行口座から入金
- クレジットカードで入金
- あとばらいチャージでの入金
- セブン銀行ATMでの入金
- コンビニでの入金
- Pay-easy (ペイジー) での入金
- 入金用口座での入金
チャージする金額は、あらかじめ2人の生活費を計算して決めておくと良いでしょう。
残高が足りなくなった際はいつでも追加チャージできるので、まずはザックリとした予算で始めてみるのもおすすめです。
Visa加盟店・ネットショップで支払いに使う
B/43ペアカードは、クレジットカードと同じように、店舗での支払いやネットショップでの支払いに使えます。
実店舗なら決済端末の操作、ネットショップならカード番号入力で決済を行う仕組みです。
Visa加盟店であれば原則利用できますが、以下のような支払いには使えません。
- 一部の定期支払いや定期購買の支払い（保険料、衛星放送など）
- 支払金額があとから決まるお店の支払い（宿泊施設、ガソリンスタンドなど）
- オフラインの加盟店の支払い（飛行機の機内販売、高速道路料金など）
その他にも、使えない支払いはいくつかあります。不安な方は、利用前に問い合わせるか、B/43の公式サイトを確認しておきましょう。
PayPayの支払い方法に登録して使う
B/43ペアカードは、PayPayの支払い方法に登録して使う事もできます。登録手順は、以下のとおりです。
- PayPayのアプリを開く
- 「支払い方法を追加する」をタップ
- 「クレジットカードを追加」をタップ
- B/43ペアカードのカード情報を入力する
登録が完了すると、PayPayの支払い画面でB/43ペアカードを選択できるようになります。
これでPayPay加盟店での支払いも対応するので、使えるお店を増やしたい方は設定しておくと良いでしょう。
セブン銀行ATMから残高を引き出す
B/43ペアカードにチャージした残高は、セブン銀行ATMから現金で引き出せます。現金を引き出す際は、事前にアプリから出金額を入力する必要があります。
手順は以下のとおりです。
- B/43のアプリを開く
- メニューから「入金・出金」をタップ
- 「出金」のセブン銀行ATMをタップ
- 出金額を入力して「決定」をタップ
- 設定した6桁のパスコードを入力
- 表示された「提携先コード・お客様番号・確認番号」を確認する
- セブン銀行ATMの端末で「番号取引」をタッチ
- ATMの指示に従い操作
出金には以下の上限があり、1回の取引ごとに220円の手数料がかかります。
| 1回あたりの最小の出金額 | 1,000円 |
| 1回あたりの最大の出金額 | 100,000円 |
| 1日あたりの最大の出金額 | 200,000円 |
また、900円など端数の金額は引き出しに対応していません。残高が1,000円未満の場合は、手数料を入れた1,220円以上の残高をチャージしておけば現金を引き出せます。
アプリで支出を確認する
B/43ペアカードで支払いを行うと、リアルタイムで自分とパートナーのアプリに利用履歴が反映されます。
あらかじめ設定を行っておけば、利用履歴は「食品、外出、生活用品」など、カテゴリごとに自動で振り分けられます。
パッとアプリを見返すだけで何にお金を使ったかが分かるので、無駄遣い防止に役立つでしょう。
B/43ペアカードのデメリットと解決方法
B/43ペアカードにはいくつかデメリットもあります。解決方法と合わせて紹介するので、参考にしてください。
「ICチップ/Visaタッチ決済対応カード」は発行手数料がかかる
B/43ペアカードは磁気カードなら初回無料で発行できますが、「ICチップ/Visaタッチ決済対応カード」は発行に500円の手数料がかかります。
磁気カードには磁気に弱い性質があるため、カードの耐久性が気になる方は「ICチップ/Visaタッチ決済対応カード」を選んだほうが安心です。
ただし、B/43ペアカードはPayPayと連携させられます。PayPayをメインの支払いに使えば会計でカードを出す機会が減るので、磁気カードでも十分といえるでしょう。
ポイントが貯まらない
B/43ペアカードにはポイント制度がないため、支払いに利用してもポイントは貯まりません。
ただし、クレジットカードからチャージを行えば、クレジットカードにポイントが貯まります。
B/43のチャージに使えるクレジットカードは、「Visa / Mastercard / JCB / アメリカン・エキスプレス 」のいずれかです。
チャージに手数料はかからないので、ポイントを貯めている方にはクレジットからの入金がおすすめです。
入金用口座への振込に手数料がかかる
B/43ペアカードは指定された入金口座へ振り込むことでチャージすることもできますが、振込手数料はこちら持ちになります。
手数料が気になる方は、以下のチャージ方法を利用するのがおすすめです。
- 銀行口座から入金
- クレジットカードで入金
- セブン銀行ATMでの入金
- コンビニでの入金
- Pay-easy (ペイジー) での入金
これらの入金方法を使えば、チャージに手数料はかかりません。
B/43ペアカードの口コミ
実際にB/43ペアカードを利用している方の口コミを、X（旧ツイッター）で調査してまとめました。カードの発行を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
使えないお店での支払いに困る
Xの投稿には、「B/43が支払いに使えなかった」といった声がいくつか見られました。
B/43ペアカードはVisa加盟店であれば基本利用できますが、中にはプリペイドカードの支払いに対応していないお店もあります。
PayPayと連携させることで使える場合もあるので、メインの支払いに利用したい方は事前に設定を行っておくと良いでしょう。
使用用途がクリアになりパートナーへの不信感がなくなる
Xの投稿には、「パートナーへの不信感がなくなる」とアプリで支出の管理ができる機能を評価する声も目立ちました。
B/43ペアカードで行った支払いは利用履歴がすべて残るので、導入すればお金の流れが明確化されます。
そのため、パートナーとの金銭的なトラブルを避けたい方にもおすすめなアプリといえるでしょう。
リアルタイム通知でパートナーの居場所が分かる
Xには、「B/43ペアカードを使ってパートナーに自分の居場所を知らせた」という、機能をつかいこなしている方の投稿もありました。
B/43にはカードで支払った直後にスマホアプリに通知が届く、「リアルタイム通知」機能があります。
これを使えば、離れた場所にいるパートナーへ居場所を伝える事も可能です。スマホのバッテリーが切れた時に使える裏技として、重宝するでしょう。
B/43ペアカードでパートナーと支出の管理を始めよう
本記事では、B/43ペアカードの作り方と使い方、デメリットや実際の利用者の口コミなど、申し込み前に気になるポイントをくわしく紹介しました。
B/43ペアカードは、未婚既婚問わず申し込みできて、年会費や発行手数料もかかりません。導入すれば、お金の流れが明確化され、無駄遣い防止に繋がります。
初期費用なしで気軽に始められるので、ぜひパートナーの方と導入を検討してみてください。
