
「財布を忘れた」「現金が足りない」 そのようなときにガソリンが切れそうになると焦ってしまうものです。
コンビニやスーパーでは後払いアプリが広く利用されているため、ガソリンスタンドでも使えるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
ガソリンスタンドでも、条件を満たすことで後払いアプリを利用できます。また、後払いアプリ以外にも、現金なしで給油できる方法はいくつかあります。
この記事では、ガソリンスタンドで使える後払いアプリの条件と、現金がないときの支払い方法をまとめて解説します。
ガソリンスタンドで使える後払いアプリ3選
オーソリの仕組みに対応した後払いアプリは、現状3つあります。
- メルペイ あと払い
- Kyash カード
- バンドルカード リアル+
それぞれの条件と注意点を確認しておきましょう。
①メルペイ あと払い
メルカリが提供する「メルペイのあと払い」は、iD決済を通じてガソリンスタンドで利用できます。翌月にまとめて支払うクレジットカードに近い後払いサービスです。
利用できるスタンド
iDマーク対応のセルフ式ガソリンスタンドで利用でき、主にENEOSとコスモ石油が対象です。フルサービスのスタンドでも、店舗内にスマートフォンを持ち込める場合は利用できることがあります。
なお、JCBのタッチ決済に対応したスタンドでは、メルカードを利用できる場合もあります。
事前に必要な設定
- メルペイアプリで「お店でも使えるメルペイスマート払いの設定」を完了させておくこと
- iD決済の設定を有効にしておくこと
利用条件
あと払い利用枠に1万円以上の空きが必要です。
給油する金額にかかわらず、1万円の枠が確保されていないと利用できません。
支払い確定のタイミング
給油時に約10,000円の利用枠が一時的に確保され、通常5日〜2週間後に実際の給油額で確定します。
支払いは翌月1日〜末日で、6日〜26日の間で指定日自動引き落としも選択できます。
注意点
メルペイのコード決済はガソリンスタンドでは使えません。iD決済に限られる点に注意が必要です。
②Kyash カード
KyashはVisaプリペイドカードのサービスですが、後払いチャージ機能「イマすぐ入金」と組み合わせることで、実質的な後払いとして利用できます。
利用できるスタンド
国内のVisa加盟ガソリンスタンド全般。Kyash Cardの発行が必要です。
事前に必要なもの
- Kyash Cardの発行。バーチャルカードのみでは利用不可
- 「イマすぐ入金」の利用申し込み。審査あり、18歳以上が対象
利用条件
給油前にKyash残高が1万円以上必要です。給油額にかかわらず、カード利用時に1万円が一時的に残高から引き落とされます。実際の給油額との差額は後日返金されます。
支払い確定のタイミング
22〜23日程度を目安に、30日以内に返金されます。
注意点
Kyash Card Liteではガソリンスタンドを利用できません。「イマすぐ入金」は入金額に応じて手数料が発生します。1万円チャージした場合の手数料は500円です。
③バンドルカード リアル+
バンドルカードはVisaプリペイドカードで、後払いチャージ機能「ポチっとチャージ」と上位カード「リアル+」の組み合わせでガソリンスタンドに対応しています。
利用できるスタンド
国内のVisa加盟ガソリンスタンド全般。リアル+カードの所持が必須です。
事前に必要なもの
- バンドルカード リアル+の発行。本人確認と発行手数料600〜700円が必要。届くまで2〜3週間程度かかります
- 「ポチっとチャージ」の申し込み。審査あり、18歳以上が対象
利用条件
利用時に残高が8,000円以上必要です。給油額にかかわらず8,000円が一時的に引き落とされ、差額は5日前後を目安に返金されます。
注意点
通常のリアルカードやバーチャルカードではガソリンスタンドを利用できません。リアル+への発行・切り替えが必須です。
なお、ポチっとチャージの上限額は審査によって個別に決まる仕組みのため、初回は低めに設定されることがあります。
利用実績を積むことで上限が上がっていきます。
ガソリンスタンドで使える3つの後払いアプリ比較
3つのアプリの条件を以下の表にまとめました。
事前に確認してから利用するアプリを選ぶようにしましょう。
| アプリ | 決済方式 | 対応スタンド | 必要残高・枠 | 差額返金の目安 | 年齢条件 |
| メルペイ あと払い | iD決済 | ENEOSなどiD対応店 | 枠1万円以上 | 5日〜2週間 | 18歳以上 |
| Kyash カード | Visa | 国内Visa加盟店 | 残高1万円以上 | 22〜23日程度 | 18歳以上 |
| バンドルカード リアル+ | Visa | 国内Visa加盟店 | 残高8,000円以上 | 5日前後 | 18歳以上 |
いずれも給油額にかかわらず一定額が一時引き落とされる仕組みのため、残高・枠の確保が利用の前提となります。
詳細は各アプリの公式ページで最新情報を確認してください。
ガソリンスタンドで後払いアプリが使えないときの対処法4選
後払いアプリを持っていない、または条件を満たしていない場合でも、現金なしで給油できる方法があります。
- クレジットカードを使う
- 電子マネー・QRコード決済を使う
- ガソリンスタンドに直接相談する
- ガス欠の場合はJAFに連絡する
それぞれの方法を詳しく解説します。
①クレジットカードを使う
最も確実なのがクレジットカードです。オーソリの仕組みに完全対応しており、ほぼすべてのガソリンスタンドで利用できます。
今すぐカードが必要な場合は、即日でバーチャルカード番号が発行されるカードを選ぶと良いでしょう。
三井住友カードやJCB CARD Wなどは申し込み当日からオンライン利用が可能なカードの代表例です。ガソリンスタンドでの対面利用は物理カード到着後になるケースもあります。
②電子マネー・QRコード決済を使う
クレジットカードをスマートフォンのウォレットアプリに登録しておけば、iDやQUICPayとして財布なしで給油できます。クレジットカードに紐づけて使う仕組みのため、実質的に後払いとして機能します。
PayPayや楽天ペイ、d払いなどのQRコード決済に対応したスタンドも増えています。
近くの対応店舗はガソリン価格比較サイト「gogo.gs」で事前に確認できます。
③ガソリンスタンドに直接相談する
行きつけのガソリンスタンドであれば、店員に直接事情を話してみるのも手段のひとつです。身分証があると話がスムーズに進みやすく、後日精算や少量だけ入れてもらうといった対応をしてくれることがあります。
ただし近年はセルフ式の完全無人店舗が増えており、そうした店舗では対応が難しい場合がほとんどです。有人のフルサービス店であっても、必ず応じてもらえるとは限りません。
④ガス欠の場合はJAFに連絡する
すでにガス欠になってスタンドまで行けない場合は、JAFのロードサービスを活用できます。10リットル程度の燃料を届けてくれるため、最寄りのスタンドまでの移動には十分です。
費用の目安は以下のとおりです。
| 区分 | 費用 |
| JAF会員 | 作業料金が無料。ガソリン代は実費 |
| 非会員 | ロードサービス料金とガソリン代の実費がかかる。基本料と作業料を合わせて2万〜2万5千円程度になるケースが多く、夜間や高速道路上ではさらに加算される場合がある |
ガソリンスタンドで使える後払いアプリのよくある質問
ガソリンスタンドで使える後払いアプリに関して、よく寄せられる質問をまとめました。
PayPayやd払いはガソリンスタンドで使えますか。
一部のガソリンスタンドで対応が進んでいます。ENEOSやコスモ石油、apollostation、JA-SSなどの一部店舗でPayPayやd払いが使えるケースが増えており、今後も対応拡大が見込まれています。
ただし同じチェーンでも対応していない店舗があるため、事前に「gogo.gs」などで確認するのが確実です。
後払いアプリの支払いを延滞するとどうなりますか。
支払いを延滞すると、アプリ内のサービス利用が一部制限されます。
メルペイの場合は未払いが発生するとメルカリやメルペイの機能が制限され、Kyashやバンドルカードもそれぞれのあとばらい機能の利用が停止されることがあります。
延滞が信用情報に影響する可能性もあるため、支払い期限は必ず守るようにしましょう。
クレジットカードを持っていない場合はどうすればいいですか。
後払いアプリはいずれも18歳以上を対象としており、未成年は利用できません。
クレジットカードも原則18歳以上が対象です。
現実的な選択肢としては、保護者に連絡して対応してもらうか、近くのコンビニATMで現金を引き出すことになります。
自分に合ったアプリでガソリンスタンドの支払いを後払いに!
ガソリンスタンドで使える後払いアプリは、「メルペイ あと払い」「Kyash カード」「バンドルカード リアル+」の3つです。
いずれも8,000〜1万円程度の残高・枠の確保が必要で、事前のカード発行や設定が求められます。
緊急時に最も確実なのはクレジットカードで、ほぼすべてのスタンドで利用できます。すでにガス欠になってしまった場合はJAFへの連絡が有効な手段です。
「財布を忘れた」という状況に備えるなら、日頃からスマートフォンのウォレットにクレジットカードや電子マネーを登録しておくのがいちばんの安心策といえます。