現在多数の電子マネーがあり、多くの人が利用しています。
スマホひとつで決済ができて便利な反面、チャージが面倒、クレジットカードのように後払いをしたい、という人もいるでしょう。
そこで、今回は後払いができるおすすめの電子マネーアプリ7選を紹介します。
メリット・デメリット、選ぶ基準も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
後払いができるおすすめの電子マネーアプリ7選
そもそも、電子マネーには先払い(プリペイド式)、後払い(ポストペイ型)、即時払い(デビット型)の3種類があり、後払い機能を使いたいけどクレジットカードを持っていない、という人もいるでしょう。
今回はそんな方でも使えるよう、クレジットカードに加えて、キャリア決済、コンビニ支払い、口座振替など、さまざまな方法で後払いができ、なおかつ実店舗・ネットの両方で決済ができる電子マネーのみを厳選しました。
おすすめの電子マネーアプリ7種を表にまとめてみましたので、以下を参考にしてみてください。
アプリ名 | 決済方法 | 貯まるポイント | チャージ方法 | 後払いの支払い方法 | アプリが使える主な街のお店 | アプリが使える主なネットのお店 | 審査の有無 | 手数料の有無 | 後払いの利用上限 |
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FamiPay | ・バーコード・QR決済・非接触決済・FamiPayオンライン決済・ファミペイカード支払い・FamiPay請求書支払い・地方税統一QR | dポイント・楽天ポイント・Tポイントの中から一種類 | ・ファミマで現金チャージ・銀行口座・クレジットカード・Apple Pay・FamiPayギフトコード | ・ファミマ支払い・口座振替(スキップ、分割払い) | ・Welcia・EDION・コーナン・ToysRUS・イオン・TSUTAYA・J!NS・東急百貨店・くら寿司・魚民・マクドナルド 等 | ・メルカリ・ラクマ・ムビチケ・DLsite・DMM.com・Ameba・GREE 等 | あり | ・ファミマ支払い:あり(330円)・口座振替(スキップ、分割払いのみ):あり・年会費:無料 | 最大40万円/1回 |
PayPay | ・請求書払い・バーコード・QR決済・ネット決済・定期支払い | PayPayポイント | ・銀行口座・セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・ヤフオク!・PayPayフリマの売上金・PayPayカード(旧Yahoo!JAPANカード含む)・クレジット(旧あと払い)・ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い | ・PayPayカード・口座振替 | ・セブンイレブン・イトーヨーカドー・マツモトキヨシ・ケンタッキー・大丸・ピザーラ・ダイソー・ケーズデンキ・ジュンク堂書店・しまむら・東横イン 等 | ・コミックシーモア・さとふる・スシロー・DMM.com・出前館・ほっともっと・マクドナルド・Yahoo!ショッピング 等 | あり | ・年会費:無料・翌月27日1回払い:無料 | 50万円/24時間200万円/30日 |
Tポイント×QUICPay | ・非接触決済・ネット決済 | Tポイント | ・Tポイント・おたすけチャージ+(ショッピング)・おたすけチャージ+(キャッシング) | ・口座振替(一括払い・分割払い・リボ払い) | ・全国133万か所以上のQUICPay™加盟店・VISAのタッチ決済マークがある加盟店(世界200の国と地域) | ・VISAマークのあるお店 | あり | ・年会費:無料・為替手数料:利用金額(円)の4%・翌月払い:無料 | ・10万円 |
楽天Pay | ・バーコード・QR決済・オンライン決済・Suica決済・セルフ決済・楽天Edy・楽天カードタッチ決済・請求書払い | 楽天ポイント | ・楽天カード・楽天銀行・ATM・ラクマ・楽天ウォレット・楽天ギフトカード・クレジットカード | ・楽天カード・クレジットカード | ・ローソン・ウエルシア・すき家・ヤマダ電機・しゃぶしゃぶ温野菜・ABCMART・高島屋 等 | ・BUYMA・ドミノピザ・Oisix・めちゃコミック・TOHO CINEMAS.・コジマネット 等 | なし | 支払い方法によっては手数料が発生 | ・最大50万円/1回・最大100万円/1か月 ※ダイヤモンド会員の場合 |
d払い | ・バーコード・QR決済・ネット決済・請求書払い | dポイント | ・電話料金合算払い・d払い残高・dカード・その他クレジットカード・口座振込・セブン銀行ATM | ・口座振替・電話料金合算払い | 。ユニクロ・丸亀製麺・ファミリーマート・ハローズ・ココカラファイン・ケーズデンキ・パルコ 等 | ・Amazon・ふるなび・ジャパネットたかた・無印良品ネットストア・ココナラ・ニッセン・コミックシーモア 等 | なし | 無料 | ・最大10万円/月 |
メルペイ | ・バーコード・QR決済・iD決済・ネット決済・あと払い・バーチャルカード・メルカード・メルペイスマートマネー | なし | ・銀行口座・セブン銀行ATM(メルカリポイント) | ・口座振替(一括払い、定額払い)・メルペイ残高・コンビニ/ATM | ・イオン・エディオン・サンドラック・TSUTAYA・セブンイレブン・ラウンドワン・マクドナルド・ロフト 等 | ・@cosme・エアトリ・GooglePlay・.st・new balance・DMM.com・ふるさとチョイス 等 | なし | ・コンビニ/ATM払い:220~880円 | 非公開 |
auPAY | ・バーコード・QR決済・ネット決済・請求書払い・カード支払い(プリペイド、クレジット)・au PAYのSuica・Apple Pay | Pontaポイント | ・auかんたん決済・auじぶん銀行・その他銀行口座・クレジットカード・Pontaポイント・auポイント・au PAY ギフトカード・現金チャージ(auショップ、ローソン、ローソン銀行ATM、セブン銀行ATM)・特典等 | ・クレジットカード・auかんたん決済 | ・ローソン・アリオ・ららぽーと・デニーズ・ツルハドラッグ・コジマ・HMV・カインズ・ヤマト運輸・GU・アパホテル 等 | ・menu・auPAYマーケット・まんだらけ通販・WASHハウス・Joshin webショップ・TOHO CINEMAS.・coke ON 等 | なし | ・au PAY残高をじぶん銀行・ローソン銀行ATM・セブン銀行ATMに入金する場合:220円 | ・30万円/1回・50万円/1日 |
なお、チャージ方法にクレジットカードやキャリア決済があるもの、別の機能として後払い機能があるものを選んでいます。
①FamiPay
FamiPayはクレジットカード払いに加え、「FamiPay翌月払い」という機能もあります。
これは、文字通り翌月にファミリーマートか口座振替で支払う機能で、スキップ払い、分割払いも可能です。
ただし、手数料が発生するため注意しましょう。
また、利用するには審査が必要です。
今回紹介する中で唯一、dポイント、楽天ポイント、Tポイントの中から貯めたいポイントを選べるのが特徴で、実店舗・ネットの多くのお店で利用できます。
ファミリーマートによく通っている人におすすめのアプリです。
②PayPay
PayPayではPayPayカード払いやソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いに加え、「クレジット」という後払い機能が存在します。
この機能ではPayPayカード、口座振替から支払いができ、手数料はかかりません。
ただし、利用するには審査に通る必要があります。
さらに、コンビニのATM、ヤフオク!・PayPayフリマの売上金からチャージすることもできるので、大手キャリアの側面もありながらメルカリのような使い方もできるアプリです。
もちろん、実店舗・ネットの両方で利用できます。
③Tポイント×QUICPay
知名度は低いですが、QUICPayとは別にTポイント×quickPayというアプリがあります。
こちらではTポイントが貯まるのはもちろん、VISAマークのあるお店、そしてQUICPayの加盟店で非接触決済・ネット決済が使えるため、かなり多くのお店で利用できます。
「翌月払い」という後払い機能があり、支払いは口座振替のみですが、支払う際に一括払い、分割払い、リボ払いから選ぶことができ、さらにはキャッシング機能もついているためとても便利です。
ただし、利用するためには審査があります。
④楽天Pay
言わずと知れた楽天Payは決済方法もチャージ方法も豊富で、ラクマの売上金からチャージすることが可能です。
キャンペーンも随時数多く行っているため、楽天生活圏の方は大注目のアプリです。
そんな楽天Payでは、他社のクレジットカードも使うことができますが、やはり楽天カードの使用をおすすめします。
なぜなら、楽天カードは200円チャージごとに1ポイントが貯まるからです。
チャージをするときにポイントが貯められる方法は楽天カードのみで、さらにチャージした楽天キャッシュから楽天Payを経由して決済をすれば、チャージとは別に100円につき1ポイントを貯めることができます。
さらに、楽天キャッシュは楽天ポイントと併用が可能ですので、普段の買い物でどんどん利用したくなりますね。
⑤d払い
d払いはdカードなどのクレジットカードの使用はもちろん、電話料金合算払いが可能です。
使える金額は最大10万円と少なめですが、近年dポイントはどんどん貯めやすくなっており、貯まったポイントを決済に使うことも可能です。
また、使えるネットのお店が意外と多く、ジャンルも総合ショッピング、フリマサイト、ファッション、スポーツ、百貨店、家電、美容、雑貨、デリバリーなどさまざまですので、使い過ぎることなくお買い物が楽しめます。
さらに、審査なし、手数料もかからないのでドコモユーザーにおすすめです。
⑥メルペイ
メルペイではバーチャルカード、メルカードに加え、「あと払い」や「メルペイスマートマネー」の機能もあります。
あと払いは初回にメルペイスマート払いの設定を行うだけでOKなので、誰でも簡単に利用できます。
支払いは口座振替、メルペイ残高、コンビニ/ATMから選ぶことができますが、コンビニ/ATMの場合は220円~880円の手数料がかかってしまうため注意しましょう。
メルカリは購入だけなく、売った売上金でさまざまな決済に利用できるのが魅力で、売上金をあと払いの支払いに当てることも可能です。
この機能を知っていると、出品意欲も高まりそうですね。
⑦auPAY
auPAYの後払いは、クレジットカード、auかんたん決済が利用できます。
SuicaやApple Payにもチャージすることができるため、電車に乗る回数が多い人も、スマホひとつで簡単にチャージすることができます。
なおかつ引き落とす口座に残高がある限りは自動で引き落とされるため、支払いの手間や払い忘れがなく安心です。
また、au PAYではチャージした残高をATMやじぶん銀行に出金することができるため、現金が必要になった際に便利です。
そして、利用できるお店が意外と多く、WASHハウスやcoke ON、menu、アリオなどでも使えるため、一度お店の一覧をチェックしてみてください。
後払いができる電子マネーのアプリを使うときの5つのメリット・デメリット
これら7種類のアプリを見て魅力的に感じた人もいるでしょう。
しかし、注意しなければならない点もあります。
そこで、ここでは5つずつメリット・デメリットを解説します。
後払いができる電子マネーのアプリを使うときの5つメリット
後払いができる電子マネーのアプリを使うときのメリットは以下の通りです。
- スマホひとつで買い物ができる
- クレジットカードがなくても後払いができる
- ポイント還元やクーポンなどお得に使える要素がある
- 審査なしであと払い機能が使えるアプリもある
- 実際の決済を遅らせることができる
多くの電子マネーは手軽に・お得に決済ができます。
さらに、後払いができるものを選ぶことで、実際の買い物からお金が落ちるまでの時間を作ることができますので、そのぶんお金を用意する余裕が生まれます。
そんなクレジットカードのような機能が、一部のアプリでは審査なしで使え、とても魅力的です。
後払いができる電子マネーのアプリを使うときの5つデメリット
後払いができる電子マネーのアプリを使うときのデメリットは以下の通りです。
- お金を使う感覚が薄いため使い過ぎる可能性がある
- 一度チャージすると現金にできないアプリが多い
- 乗っ取りや不正利用などのリスクがある
- 災害時や不具合が発生したときに利用ができなくなる
- 手数料がかかる場合がある
急に使えなくなったり、不正に使われるのも怖いですが、支払いが間に合わないと遅延金がかかったり、信用情報に瑕がつく恐れもあります。
そのため、必ず計画的に利用し、利用履歴を見るなどしていくら使ったのかを把握するように心がけましょう。
後払いができる電子マネーのアプリを選ぶポイント
これまでに7種類の電子マネーアプリを紹介し、メリット・デメリットを解説しましたが、自分にはどれが合っているのかわからない、という人もいるかもしれません。
そこで、自分に合ったアプリを選ぶためのポイントを以下にまとめてみました。
<自分に合ったアプリを選ぶためのポイント>
- 審査があるアプリを使いたいか
- 毎月どのくらい使いたいか
- どんなお店で利用したいか
- 手数料がかかるアプリでも良いか
- 本人確認が必要なアプリでも良いか
- どんな決済を使いたいか
- どの会社のポイント還元を受けたいか
- どうやってチャージしたいか
- クレジットカードを紐づけして使いたいか
これらの項目をチェックして、どんなアプリを使いたいかを確認し、理想の使い方ができるアプリを検討してみてください。
後払いができる電子マネーのアプリは? まとめ
コード決済や非接触決済で手軽にお買い物ができる電子マネーには、後払い機能がついているものもあります。
今回は、クレジットカードがなくても利用でき、なおかつ実店舗・ネットの両方で使えるアプリを厳選して紹介しました。
どれも利用できるお店が多く、お得に使えて便利ですので、ぜひ自分に合ったアプリを選んでみてください。
そして、使いすぎに注意して楽しく活用してくださいね。