「すぐにでもお金が必要なのに、カードローンや消費者金融での審査が通らない」と困っている人は多いのではないでしょうか。他社への返済が滞っていたり、債務整理した経験があったりする人は、信用が低いためカードローンや大手の消費者金融からお金を借りられないことがあります。
しかし、お金を借りることを諦める必要はありません。当記事では、お金を借りる際の最終手段や困ってもしてはいけないNG行為を紹介していきます。お金に困っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
お金を借りる際の最終手段4選
信用情報に問題がある場合、必要な融資をしてくれる消費者金融がなかなか見つからないことがあります。しかし、お金を得るために他の手段を模索している人は多いでしょう。ここでは、お金を借りる際の最終手段を紹介しています。
クレジットカードのキャッシング枠で借りる
クレジットカードを持っている人ならば、審査無しでキャッシング枠を利用して現金を借りられる可能性があります。クレジットカードにキャッシング枠が付与されているかどうかは、カード会社の専用アプリや公式サイトで確認してみましょう。キャッシング枠が付与されていれば、コンビニのATMやアプリから簡単に現金を借りられます。
ただし、クレジットカードのショッピング枠を利用しすぎていると、キャッシング枠を圧迫して借りられる現金が少ない可能性があります。また、キャッシング枠を利用してお金を借りると、金利が15〜18%と高いため借りすぎには注意しましょう。
中小の消費者金融で借りる
事故情報や他社債務などで大手の消費者金融で借りられなかった人でも、中小の消費者金融ならば借りられる可能性があります。当然、中小の消費者金融も大手と同じように借主の信用情報は把握しているでしょう。しかし、中小の消費者金融では、大手の審査よりも柔軟性があるため借りられる可能性が大いにあるのです。
大手の消費者金融でお金を借りられなかったから諦めるのではなく、中小の消費者金融に融資を申し込んでみましょう。ただし、中小の消費者金融の中には闇金が紛れ込んでいる恐れがありますので注意が必要です。日本貸金業協会の会員だと信頼性があり、安心してお金を借りられるため、事前に調査しておきましょう。
質屋で貴重品を担保に借りる
宝石やブランドバック、パソコンなどの高価な貴重品が自宅にあれば、質屋に預けてお金を借りる選択肢があります。質屋ならば大切にしていたものを預けたとしても、返済期限までに借りたお金と利息を払えば手元に戻せるので安心です。多くの質屋は返済期限を3ヶ月と設定しています。
万が一期限内に返済できなかった場合、預けていたものは質流れとなって手元に返ってきません。また、質屋は高金利に加えて、査定額が低めに設定しているため、自分で売るのとどちらが利益になるか検討しましょう。
家族や友達から借りる
どこからもお金を借りられなかった人は、本当の最終手段として家族や友人に頼る方法があります。確実に借りられる保証はありませんが、お金が必要な事情を真摯に説明すれば力を貸してくれる人もいるかもしれません。
家族や友達からお金を借りる際は、相手の信用を得るために、返済期限などを記載した借用書を作成しましょう。相手も何の約束もなしにお金を貸すのは心配なものです。また、家族・友人間でのお金の貸し借りは人間関係に軋轢を生みやすいため、慎重に事を進めましょう。
お金を借りられなかった人が行う3つの対処法
消費者金融などでお金を借りられなかったとしても、以下3つの手段があります。
- 自宅にある不用品をフリマやリサイクルショップで売る
- 日雇い・日払いのアルバイトに応募する
- 公的給付金制度を利用する
それぞれ詳しく解説していきますので、すぐにお金を用意する必要がある人はぜひ参考にしてみてください。
自宅にある不用品をフリマやリサイクルショップで売る
誰にもお金を貸してもらえなかった場合、自宅にある不用品をフリマやリサイクルショップで売却してお金を手に入れましょう。フリマかリサイクルショップどちらを選ぶかで現金化のスピードや手数料が変わってきます。
フリマは自分で好きな値段を設定できますが、必ず売れるとは限らなかったり、アプリによっては高い手数料が取られたりする可能性があります。一方で、リサイクルショップは不用品の値段は下がるものの、店舗に持っていけばすぐに売却可能です。少しでも高い値段で売却したいならフリマ、現金化を優先するならリサイクルショップを利用しましょう。
日雇い・日払いのアルバイトに応募する
通常のアルバイトでは支払い方式が月末払いなどが多いため、即日給料を受け取れません。しかし、単発の日雇いや日払いのアルバイトならば日給としてお金を手に入れられるのです。
日雇い・日払いの仕事を探したい人は、バイトルやタイミーといった求人サイトで見つけられるでしょう。特に給料が高いアルバイトは、イベントスタッフや夜間警備、宅配ドライバーといったものがあります。自分の条件に合うアルバイトを見つけたら、積極的に応募してみてください。
ただし、即日払いを希望する場合、書類や領収書にサインするためのハンコなどの持ち物を忘れると受け取れない可能性があるため注意しましょう。
公的給付金制度を利用する
働きたくても働けなかったり、収入が低くて生活できなかったりと、様々な事情があって生活苦となっている人が利用できる公的給付金制度があります。公的給付金制度は、一定の条件に該当した人々に返済義務のない給付金を支給するものです。公的給付金制度には、以下のような種類があります。
- 生活困窮者自立支援制度
- 職業訓練受講給付金
- 住居確保給付金・一時生活支援事業
- 傷病手当金
- 生活保護
それぞれの制度に支給条件が定まっているため、近くの市役所などで利用できないか相談してみましょう。
お金を借りられなくてもやってはいけない3つの行為
銀行からも親からもお金が借りられないなら、違法な手段に頼るしかないと考える人もいるかもしれません。しかし、自分が考えられる手段でお金が借りられなかったとしても、手を出してはいけない行為がありますので、1つずつ解説していきます。
闇金を利用しない
お金を借りる最後の手段として、闇金を利用するのはリスクが高すぎるためおすすめできません。闇金でお金を借りると上限を超えた法外な利息で貸し付けられる恐れがあります。さらに、早朝深夜・勤務先での正規の手順ではない違法な取り立てが行われるなど、日常生活が脅かされることもあるそうです。
そもそも、利息の時点で法律を守る気がないため、信用できない相手と言えます。相手が正規の人物である保証もないため、借りたお金を受け取らなかったり、詐欺にあったりする恐れもあるので、闇金には手を出さないようにしましょう。
違法なバイトに手を染めない
報酬額が高いからといって違法なバイト、いわゆる闇バイトに手を染めてはいけません。違法なバイトの例として、以下のようなものが挙げられます。
- 名義貸し
- 口座売買
- 詐欺の受け子・出し子
- 出会い系サイトのサクラ
- パチンコの打ち子
違法なバイトだと知らなかったで済まされる問題ではなく、警察に捕まる恐れが十分にあります。経歴に傷をつけるリスクを犯してまですべきことではありません。また、違法であることに罪悪感を感じて辞めようとしても、雇用主に脅されて辞められないという可能性もあるでしょう。
クレジットカードの現金化をしない
クレジットカードには、現金の手持ちがなくても商品を購入できる後払いのショッピング枠と現金を借りられるキャッシング枠があります。クレジットカードを使った現金化は、ショッピング枠を利用して購入したブランド品など価値の高い商品を換金して行われるので、時間をかけずに手っ取り早く現金を作れる方法です。
一方で、クレジットカードを現金化目的で利用しても良いのか疑問に思う人もいるでしょう。実際に、クレジットカードの現金化は違法のように思えますが、明確に違法だとは断定できません。仮に商品を購入してすぐに現金化したとしても、「購入したがやっぱり不要なものだった」などの言い訳ができてしまいます。
しかし、違法と断言できなくても、クレジットカードの現金化を目的とした使用は規約によって禁じられていることも事実です。契約違反によるカード利用停止、利用金額の一括返済などのリスクがありますので、クレジットカードの現金化はしないようにしましょう。
まとめ
お金を借りることが困難な場合、クレジットカードのキャッシング枠を利用するなどの代替案が複数あります。しかし、お金を借りる際はプラスとマイナスの両面からよく理解しておくことが大切です。
また、家族や友人から借りたり、高利貸しに頼ったりするような行動は、本来おすすめできないことに留意しておく必要があります。どうしてもすぐにお金が必要な場合は、自分に適している手段なのか慎重に検討してから進めましょう。