後払いサービスは、手元にお金がなくても商品を購入できるため便利なサービスとして人気です。
後払いサービスの中でも、今回は楽天ペイ後払いに関してメリット、デメリット、注意点やどのような人に向いているのか、利用方法を述べていきます。
楽天ペイ後払いとは?
楽天ペイ後払いとは、楽天ペイメント株式会社が展開する電子決済サービスのことです。
楽天ペイで商品を購入すると、商品とは別で届く請求書の発行日から14日以内にコンビニまたは銀行で支払う必要があります。
楽天ペイ後払いを利用する際は手数料が250円かかります。
そのため、後払い決済をする場合は手数料分もしっかり支払えるかどうか残高を確認して利用しましょう。
後払い機能を使うことによって、支払いを行ったのに注文した商品が届かないというような問題や、不良品が届いた場合は返金対応を待たずに商品を返品するだけで済むなど多くのメリットがあります。
楽天ペイは利用が簡単である点やポイントをためやすい点で利用しやすいサービスになっております。
楽天後払いを利用するメリット
- 商品を確認してから支払うことができる。
- 代引きではないため家にいる必要がない。
- 手元にお金がなくても購入できる。
- 楽天ポイントがたまりやすい。
- クレジットカードがなくても購入できる。
楽天後払いをする際のメリットを紹介します。
楽天後払いは利用者だけでなく販売者にとっても多くのメリットがあります。
また、楽天ペイ後払いを利用することによってトラブル回避につながるのでおすすめです。
1.商品を確認してから支払うことができる。
お金を払う前に商品が届き確認することができるので、お金をはらったのに商品が届かないという詐欺被害の防止にもなります。
また、商品を返品する際も、手間を省くことができるので便利です。
後払いは買い手だけでなく売り手のメリットにもつながります。
後払いをよく利用して慣れているお客さんは、注文した商品が届かないといったリスクを考えずに商品を購入できるため、継続的に利用してくれやすくなる可能性があります。
そして、新規の顧客がリスクを心配せずに商品を注文できれば新規顧客も増えます。
リピーターを増やしていくことで、結果的にアクティブな顧客数が増加するので、継続的な売り上げアップにもつながります。
そのうえ、楽天ペイを利用した後払いの場合、請求書の発行や支払いの催促などの事故処理は楽天が行うので後払いによって発生する事務的な作業の負担を減らすことができるのも売り手にとってのいい点です。
2.代引きではないため家にいる必要がない。
代引きで商品を購入した場合、商品が届く際に家にいる必要があるため、外出が多い方や家を空けている時間が多い方はスムーズに商品を受け取れない場合があります。
後払いで購入するとそういったトラブルを防ぎ、スムーズに商品の受け取りをすることができるので便利です。
3.手元にお金がなくても購入できる。
後払いでは支払いまで時間があるので、手元に持ち合わせがないときや、給料日前で余裕がないときでも、好きな商品を購入することができます。
ただし、その場でお金を払う必要がないため、つい使いすぎてしまいやすくなるので使い過ぎには注意しましょう。
4.楽天ポイントがたまりやすい。
楽天は楽天市場や楽天モバイル、楽天銀行など様々なサービスを展開しています。そ
のため楽天ユーザーは楽天のサービスを多く利用するほどポイントの還元率も高くなります。
楽天ペイも利用金額に応じて楽天のポイントがたまります。
また、楽天カードを登録し決済に利用することもできますし、楽天ポイントカード対応の店舗でなくても、楽天ペイに対応していればポイントをためることができます。
貯めたポイントはショッピングや楽天サービスで利用できるので、楽天ユーザーには特におすすめです。
楽天後払いを利用する際の注意点
- 利用限度額が低い。
- 注文ごとに一律で250円の請求書発行手数料がかかる。
- 他のサービスと比べチャージ方法が少ない。
- 商品とは別に請求書はがきが届く。
楽天後払いを利用する際には、いくつか注意点があります。注意点を把握して安全に利用しましょう。
1.利用限度額が低い。
楽天ペイはカード払い(楽天カード・楽天銀行デビットカード)・楽天銀行口座払いの場合1回あたりの利用限度額は最大50万円です。
しかし、チャージ払い・ポイント払いになると1回あたり最大3万円と利用限度額がとても少なくなります。
また、楽天ペイはアプリ利用上限金額内でも、利用店舗や楽天の会員ランク・楽天ペイアプリの利用状況等によっては利用できない場合もあります。
上限金額が他のサービスと比べて低いため、たくさん商品を買いたい時や、大きな買い物の際には不便になります。
2.注文ごとに一律で250円の請求書発行手数料がかかる。
後払いを選択すると、注文ごとに一律で250円の手数料が合計金額に加算されます。
後払いの精算方法はコンビニ払い、銀行振込、楽天銀行コンビニ支払いサービスの3つあり、コンビニ支払いと楽天銀行コンビニ支払いサービスは支払い時の手数料が無料です。
しかし、銀行振込の場合は、各金融機関の定める振込手数料が追加で発生する可能性があります。
後払い手数料250円だけでなく振込手数料も必要になるため、手数料だけで500円程度の追加料金が余計に発生する場合もあります。
余裕をもって支払いをできるように、商品を購入する際は手数料も込みの金額で考えるようにしましょう。
3.他のサービスと比べチャージ方法が少ない。
楽天ペイは他のサービスと比べてチャージ方法が少ないことがデメリットです。楽天ペイでのチャージ方法は以下の4つです。
- 楽天カード
- 楽天銀行
- ラクマの売上金
- 楽天ウォレット
PayPayでは銀行口座やコンビニ銀行ATM、an Payは銀行口座やクレジットカード、現金などでチャージ可能なのに対して、楽天ペイは楽天サービスからしかチャージできません。
そのため、楽天サービスを使用していない人にとっては不便かもしれません。
4.商品とは別に請求書はがきが届く。
商品を後払いで購入した際、商品とは別に請求書が届きます。
この請求書は発行日から14日以内にコンビニまたは銀行で支払うという仕組みになっています。
その際、手数料が250円かかります。支払期日を過ぎると請求書再発行手数料がかかってしまうので、必ず期日を守ってできる限り早めに支払いましょう。
また、何度も期限を過ぎてしまうと、後払い決済を利用できなくなることもあるので注意が必要です。
楽天後払いの利用がおすすめできない人
- 一度に高額な商品や大量の商品を購入したい人
- 手数料など余分なお金を払いたくない人
- 楽天サービスを利用していない人
楽天後払いを利用する際に、どんな人にはおすすめできないかを紹介します。
1.一度に高額な商品や大量の商品を購入したい人
楽天後払いは他の後払いサービスと比べて、上限金額が低く設定されています。
また、上限金額内であっても、利用状況によっては利用できない場合もあります。
そのため、普段の買い物で高額な商品や大量の商品を一度に購入する人には楽天後払いはお勧めできません。
2.手数料など余分なお金を払いたくない人
楽天後払いのみならず、後払いで商品を購入すると請求書発行手数料として手数料がかかってしまいます。
また、楽天後払いの場合、請求書支払い方法が銀行振込だと追加でさらに手数料がかかってしまい、商品代とは別に500円程度追加で支払わなければいけない可能性もあります。
後払いサービスを利用するとどうしても余分に支払う金額が生じるので、それが気になる人には後払いサービスはおすすめできません。
3.楽天サービスを利用していない人
楽天ペイは他のサービスと比べてチャージ方法が少なく、楽天サービスでしかチャージができません。
具体的には楽天カードや楽天銀行、ラクマの売上金、楽天ウォレットです。
そのため、この楽天サービスを利用していないとチャージできないので、楽天サービスを全く利用していない人には不便です。
楽天後払いの利用がおすすめできる人
- 後払いをトラブルなく安心して利用したい人
- 楽天サービスをよく利用する人
- 家を留守にすることが多い人
楽天後払いを利用する際、どんな人におすすめなのかを紹介します。
1.後払いをトラブルなく安心して利用したい人
楽天ペイ後払いは、商品を購入する際、商品が届いて状態を確認してから支払いができるので安心して購入できます。
また、お金を払ったのに商品がとどかないといった詐欺被害だったり、壊れた商品が届き返品したい際の手間が省けるといった点で便利なサービスです。
後払いが初めての利用で、不安な人やトラブルをできる限り避けたい人にはおすすめです。
2.楽天サービスをよく利用する人
楽天は楽天市場や楽天モバイル、楽天銀行などさまざまなサービスを展開しています。
そのため、楽天市場でよくネットショップをする方や、楽天トラベルでホテルの予約をする方、楽天モバイルの携帯会社で契約をしている方はよりポイントが貯まりやすくなります。
ポイントはショッピングや楽天サービスで利用できます。ポイントが多く貯まることで、よりお得に買い物できます。
楽天ポイントが使えるお店は、コンビニやスーパーマーケット、ドラッグストア、家電量販店、書店、ホームセンター、百貨店など多くあります。
楽天ポイントを使いこなせば、日々の買い物でポイントが貯められる上に、大きな買い物をすると一気にポイントをためることも可能です。
楽天サービスをよく利用しない人でも、これを機に楽天サービスを利用し、楽天ポイント生活を始めるのもいいかもしれません。
3.家を留守にすることが多い人
後払いで商品を購入すると、代引きとは違って商品が届く際に家にいる必要がないため、外出が多くて家を空けることが多い人にはおすすめです。
商品をスムーズに受け取ることができるのでとても便利です。
商品が小さい場合はポスト投函を指定したり、商品が大きい場合でも置き配達ボックスなどを利用するといいでしょう。
楽天後払いを利用するまでの流れ
- 購入手続き画面で支払い方法の変更ボタンをタップ
- 「後払い決済」を選択
- 手数料などを確認して決済する
- 支払い手続き案内メールで後払い事業者の確認をする
- 請求書はがきに記載された期日までに支払いを済ませる
楽天後払いを利用する際の流れについて説明します。
1.購入手続き画面で支払い方法の変更ボタンをタップ
購入したい商品を選んだら商品の購入手続きに進み、注文を確定する前に画面を下にスクロールして「支払い方法」の項目で変更ボタンをタップします。
2.「後払い決済」を選択
支払い方法の選択画面に進んだら「後払い決済」にチェックをいれて内容を変更するをタップします。
その際、後払い決済ご利用規約と個人情報の取り扱いにかかわる事項の確認のリンクで詳細の確認をしましょう。
3.手数料などを確認して決済する
支払い方法が「後払い」になっているか、請求書発行手数料として250円が合計金額に反映されているかを確認します。
問題がなければ注文確定をタップし、あとは商品とは別に請求書はがきが自宅まで届くのを待ちます。
注文確定の際は、個人情報保護方針と利用規約を確認後注文するようにしましょう。
4.支払い手続き案内メールで後払い事業者の確認をする
登録済みのメールアドレス宛にて「お支払い手続きのご案内」のメールが届きます。
ここで後払い事業者が分かるようになっています。
後払い事業者と、後払い決済のご利用規約を確認し問題がなければ、はがきで請求書が届くのを待ちます。
5.請求書はがきに記載された期日までに支払いを済ませる
注文した商品とは別に、請求書はがきが届きます。
はがきが届いたら記載されている期日を確認し、その期日までにコンビニや銀行振り込み、または楽天銀行スマホアプリ決済を使用して支払いを済ませます。
コンビニはセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ポプラなどほとんどの店舗に対応しています。
後払い完了後のトラブル防止のために、控えは大切に保管しておきましょう。
また、はがきが届かないなどのトラブルが生じた場合は、メールに記載された後払い事業者の問い合わせ先に直接問い合わせましょう。
まとめ
このように楽天後払いは便利なサービスですが、注意するべき点もいくつかあります。そのため、デメリットも理解した上で安全に使用しましょう。